2016年3月6日
所属するスタディグループ、東京SJCDの2015年度第三回例会に参加してきました。
本日の講演テーマは『国際的な観点からみたインプラント周囲炎治療の基本と臨床』でした。
『インプラント周囲炎』とはインプラントの治療後に起こり得る「インプラントの歯周病」のようなもので、インプラントの周囲の歯茎が腫れてしまったり、支えている骨が溶けてしまったりするものです。 主な原因は歯周病と同様にブラッシングや定期メンテナンスを怠ることで、インプラントの周囲に細菌が繁殖してしまうことです。 しかし、それだけではなく喫煙習慣や糖尿病などの全身疾患も関係していることもわかってきています。
本日の講演ではインプラント周囲炎を起こさないための予防方法や、実際に罹患してしまった場合の治療方法を学びました。 インプラントは失った歯を補う治療として確立され一般的になってきています。そして現在は治療後にインプラントを良い状態で維持するための方策が議論されています。
今後も新しい情報に目を光らせながら、適切に治療後のインプラントを守っていけるよう、予防処置を行っていきたいと思います。