2021.01.17
小臼歯に大きなむし歯が確認できる。
術前レントゲン画像。神経に近接している深いむし歯。
感染した象牙質が、むし歯菌の酸により溶けている。
むし歯検知液を用いて、感染部分を染め出して確認する。
保護材を敷き、形態を整える。
歯の色味を確認する。
完成したセラミックインレー。
セラミックインレーをセットして治療完了。
術後のレントゲン画像。無事に神経を温存できた。
はじめのご相談内容 | 長年、歯医者に通っておらず、むし歯が進行してしまった。特に右上小臼歯のむし歯が深くまで進行しており、他院で相談した際に「神経を取らなければならない」と診断されたが、できる限り神経を残したい。 |
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診断結果 | レントゲン検査によりむし歯が進行し、神経(歯髄)に近接していることが確認できた。むし歯が神経まで達していることも考えられ、神経を取らなければならない可能性もある。 |
行った治療内容 | 極力タービンによる切削を避け、手用器具にて虫歯(感染した歯質)を慎重に除去し、歯髄を温存できるよう努めた。神経に近い部位には保護材を敷き数週間経過を見た。神経が正常に温存できたため口腔内スキャナーにて形態を読み取り、セラミックインレーを作製。接着し治療を完了した。 |
治療回数・期間 | むし歯の除去と神経の保護をし、数週間経過観察をした。 その後、セラミックインレーを作製し接着した。計3回の治療。 |
およその費用 | 治療費総額 59,000円(税別) |
治療のリスクについて | ・セラミックは使用環境によって外れてしまうことがあります。 ・セラミックも十分なメンテナンスを行わないと、周辺の歯から虫歯になることがあります。 ・強い食いしばりがあったり高度の高いものを誤って噛んだりするとセラミックが割れてしまうことがあります。 |