2021.03.09
性別年齢 | 50代女性 |
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主訴・患者様の希望 | 小臼歯のパラジウムクラウン(銀歯)を審美的に改善したい。 周辺の歯に調和するようにセラミッククラウンを作製してほしい。 |
治療方法 | 小臼歯部オールセラミッククラウン(ニケイ酸リチウムレイアリング法) |
治療回数・期間 | 60分×3回 |
費用 | 146,000円(税別) セラミック修復物の作製費の他、プロビジョナルレストレーション(仮歯)、シリコン精密印象、および5年保証の費用も含む。 |
治療経過 | [治療1回目] 拡大鏡を用い歯牙を余計に削りすぎないよう古い銀歯を除去した。クラウンマージン部(被せ物の境界線)に若干の二次カリエスがあったため、歯肉圧排を施し、精密に形態を整えた。初回は最終形を見据えた仮歯(プロビジョナルレストレストレーション)を仮着し、2週間ほど経過を見た。 [治療2回目] 仮歯での経過観察で噛み合わせの異常や歯肉炎などが見られなかったため、 精密な型取りができるよう歯肉圧排を施し、高精度のシリコン印象材で型取りを行った。 [治療3回目] 作製したオールセラミッククラウンを接着力の高いレジンセメントにて接着した。熟練技工士が手掛けるセラミック積層法(レイアリングテクニック)により、周囲の天然歯に調和した透明感のあるクラウンが作製された。 |
治療等の主なリスク・副作用 | セラミック素材は欠けたり割れたりする可能性があります。そういった破損を予防するためにメタルインレーに比べ0.5mmほど歯牙を深く形成する必要があります。 そのため、歯髄が生きている生活歯では治療直後に冷たい刺激などでしみやすくなる場合があります(術後知覚過敏)。形成面には歯髄保護剤を塗布し知覚過敏の抑制を試みますが、症状が出ても通常は治療後数週間で症状は落ち着きます。 |