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30代女性 詰め物の下にできた大きな虫歯を除去し強度の高いジルコニアアンレーで修復した症例千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

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30代女性 詰め物の下にできた大きな虫歯を除去し強度の高いジルコニアアンレーで修復した症例

2024.11.12

治療前

治療後

はじめのご相談内容 「長年歯科医院に行けておらず、右下の奥歯が冷たいものでしみるので診てほしい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、右下の奥歯1本が歯科用プラスチックを詰める「CR(コンポジットレジン)充填」で治療されていましたが、レントゲン検査で虫歯の再発が認められました。虫歯は神経近くまで広がっていたため、冷たいものがしみる症状が出ていました。

虫歯が進行して神経に達すると、何もしなくても痛むようになる可能性や、最終的には歯を失うおそれもあるため、早急な治療が必要であると診断しました。
行った治療内容 詰めてあるCRと虫歯を取り除いて神経を温存する処置をし、しばらく様子を見て痛みが出ないか確認したあと、新しい詰め物で治療する計画を立てました。

詰め物の素材として、白い陶材「セラミック」の中でも虫歯再発のリスクが低く、特に耐久性に優れ奥歯の噛みしめにも対応できる「ジルコニア」を提案しました。さらに、噛む面を覆うように広範囲を修復する詰め物「アンレー」にすることで強度を高める方法を説明し、治療に同意いただいています。

まず、痛みを抑えるための麻酔をしてから古いCRを除去し、次に虫歯部分を染め出す薬液「う蝕検知液」を使用して丁寧に虫歯を取り除きます。
神経は温存できる状態だったため、歯の形を整え、削った部分がしみないよう神経に近い組織「象牙質」を保護するコーティングを施しました。そのあと細部まで正確に再現できる「シリコーン印象材」で精密な型取りを行い、仮詰めをして初回の治療を終了しました。

約1週間後、完成した詰め物が歯に合っているか、噛み合わせも問題ないか確認したのち、接着強度を高めるため以下の前処理を行っています。

詰め物:タンパク質を除去し、接着面を凸凹にする「エッチング処理」を行ったあと、無水エタノールを使用した超音波洗浄
詰め物を装着する歯:タンパク質の除去と洗浄をしてから、歯の一番外側の層である「エナメル質」にエッチング処理を施し、象牙質の表面に薄い膜を作る「ボンディング処理」
※エナメル質と象牙質は組織に違いがあるため、表面処理の方法も異なります

最後に、耐久性と接着力の高い「レジンセメント」を使って詰め物を装着し、治療を終了しました。
治療期間 約1週間
治療回数 2回
おおよその費用 80,000円
治療のリスク ・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です
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