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60代女性 前歯に装着されていた古い被せ物を除去しe.maxオールセラミッククラウンで審美性を回復した症例千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

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60代女性 前歯に装着されていた古い被せ物を除去しe.maxオールセラミッククラウンで審美性を回復した症例

2024.12.11

治療前

治療中

治療後

はじめのご相談内容 「20年以上前に別の歯科医院でメタルボンドクラウンを装着する治療を受けたが、周囲の歯となじまず人工的な見た目がコンプレックスなので、自然な見た目になるように治療をしたい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、右上の前歯には金属の上に陶材を焼き付けた被せ物「メタルボンドクラウン(メタルセラミッククラウン)」が装着されていました。
裏側が金属でできている被せ物のため透明感が低く、歯と被せ物の境目も見えており、不自然な見た目で審美性が損なわれていました。

このまま放置すると、見た目に影響が出るだけでなく、歯と被せ物の境目に汚れが蓄積し、虫歯を発症するリスクが高まります。
そのため、現在装着している被せ物を除去し、新しい被せ物で治療をする必要があると診断しました。

また、患者様の他の前歯は透明感が強く、歯茎より上の歯の部分「歯冠部」にひびや亀裂が入る「クラック」も見られました。
行った治療内容 新しく作製する右上前歯の被せ物は、透明感が高い周囲の歯としっかりなじんだ仕上がりにする必要があります。

そのため、自費診療の白い素材「セラミック」の中でも透明感のあるガラス系セラミック「e.max」をベースに、その上に陶材を重ね合わせながら色調のグラデーションやクラックなどの特徴を再現するレイヤリングテクニックを用いた被せ物を作製することを提案し、同意いただきました。

e.maxは、同じセラミック素材である「ジルコニア」と比較すると透明感が優れているため、土台の色が透けやすい特徴がありますが、「より自然な見た目にしたい」という患者様の希望を踏まえ、e.maxを採用しました。

まずは仮歯を準備し、右上の前歯に装着されているメタルボンドクラウンを除去します。
次に、被せ物がしっかりと装着できるよう歯の形を整えました。歯の形を整える際は、歯肉を押し広げて歯と歯肉の境目を明瞭にする「歯肉圧排」を行っています。
以上の処置をすることで、完成した被せ物の境界線がしっかりと歯肉の内側に隠れるようになります。
その後、仮歯の状態で1週間過ごしていただき、噛み合わせや使用感に違和感がないかを確認しました。

最終的な型取りの際にも歯肉圧排を行ったうえで高い精度と強度が特徴の「シリコン印象材」を使用し、精密な型取りを実施しました。また、周囲の前歯の特徴を詳細に記録するため、高性能の一眼レフカメラで撮影をしています。

約1週間後、完成したe.maxオールセラミッククラウンは形や色調に問題がなく、歯にぴったり適合していることが確認できたため、丁寧に噛み合わせの調整を行い、接着強度を高めるため以下の前処理を実施しました。

詰め物の接着面:タンパク質を除去し、接着面を凸凹に加工する「エッチング処理(酸処理)」を行ったあと、無水エタノールを使用した超音波洗浄
詰め物を装着する歯の表面:洗浄をしてから、歯の内側にある神経を覆う組織「象牙質」の表面に薄い膜を作る「ボンディング処理」

最後に、接着力と耐久性のある「レジンセメント」を用いて接着し、噛み合わせに問題ないことを確認して、治療を終了しました。
治療期間 約3週間
治療回数 3回
おおよその費用 約156,000円
(前歯部e.maxレイヤリングオールセラミッククラウン、精密印象、仮歯費用)
治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です
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