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40代男性 歯根が割れた歯を抜いて骨を再生させてからインプラントで噛み合わせを回復させた症例千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

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40代男性 歯根が割れた歯を抜いて骨を再生させてからインプラントで噛み合わせを回復させた症例

2024.12.21

治療前

治療中

治療後

はじめのご相談内容 「左下奥歯の歯茎がときどき腫れて気になるので、診てほしい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、左下の奥歯(第1大臼歯)の歯茎が腫れていたため、レントゲン撮影で詳しく検査を行いました。
その結果、第1大臼歯の歯根が広がる「歯根分岐部」に骨が溶けてなくなる「骨吸収」が生じており、歯根が破折しているおそれがあることがわかりました。

破折している歯を放置すると、今後強い痛みが生じたり、骨吸収が広がって周囲の歯にも悪影響を及ぼしたりするリスクがあります。

また、歯が割れている場合は抜歯が必要になることが多いため、まずは歯根内部の細菌感染を取り除く「根管治療」を行い、歯根の状態を細かく確認する必要があると診断しました。
行った治療内容 歯根が破折しているかどうかを確認するために、まずは根管治療を行って歯根の状態を確認する治療方針をお伝えし、同意いただきました。
根管治療を行ったところ歯根の破折が認められたため、抜歯が必要であることをお伝えし、抜歯後の治療として3つの方法を提案しました。

①入れ歯
欠損部を人工の歯で補い、両隣の歯にバネをかけて使用する部分入れ歯を装着する方法。
治療期間や費用は抑えられるが、使用時の違和感が生じやすい。

②ブリッジ
抜歯部位の両隣の歯を削り、人工歯を連結した被せ物「ブリッジ」を装着する方法。
比較的短時間で噛めるようになるが、土台となる歯の健康な部分を多く削る必要があり、装着後のブリッジ部分はブラッシングがしにくい。

③インプラント
顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に被せ物をする「インプラント治療」を行い、噛む機能を回復させる方法。
入れ歯やブリッジと比べると治療期間は長くなるが、健康な歯を削ることなく天然歯に似た感覚でしっかりと噛むことができ、自分の歯と同じようにブラッシングができる。

それぞれの治療方法について丁寧に説明したところ、患者様は「入れ歯以外の方法でしっかり噛めるようにしたい。健康な歯を削ることに抵抗がある」という理由から、③のインプラント治療を希望されました。

またインプラント治療を行うにあたり、歯根分岐部の骨吸収が進行してインプラントを埋入するための骨が不足しているため、骨を増やすための処置「骨造成」が必要であることもお伝えし、同意いただきました。

まずは左下奥歯を抜くのと同時に、骨を再生させる「骨補填材」を抜歯後の穴に入れる「ソケットプリザベーション」を行います。
3ヶ月後、CT画像の撮影により骨の回復状態を確認し、骨の厚みや神経の位置などを立体的に把握できるシステム「インプラントシミュレーションソフト」を使用して、インプラントを埋め込む位置を正確に測定しました。

測定したシミュレーションの結果をもとに、インプラント手術の流れやリスクについて患者様に詳しくお伝えしています。
また、シミュレーションによって決定したインプラントの正確な埋め込み角度や方向、深さを手術時に再現するために、インプラント治療用マウスピース「ノーベルガイド」を作製しました。

インプラント手術当日は手術前に歯のクリーニングと消毒を行い、口腔内を清潔な状態にします。
次に麻酔をしてノーベルガイドを装着し、歯茎を切り開かない「フラップレス手術」を用いてインプラントを埋入しました。
フラップレス手術は歯茎に小さな穴を開けてインプラントの埋入を行う方法で、歯茎へのダメージが少なく、術後の痛みや腫れの軽減が期待できます。
手術直後はCTとレントゲンの撮影をして、患者様と一緒にインプラントの埋入状態を確認しました。

手術から3ヶ月後、インプラントが骨に定着したことを確認し、口腔内を撮影するカメラ「口腔内スキャナー」を用いてインプラント部分の被せ物を作製するための型取りを行います。
被せ物の素材には、自然な白さがあり強度と耐久性に優れた「ジルコニア」を採用しました。

最終的な被せ物が完成したら、フィット感や噛み合わせに問題がないことを確認し、インプラントと被せ物を小さなネジ「スクリュー」で固定します。
ネジ穴には白いプラスチック素材のペースト「コンポジットレジン」を充填して、治療を終了しました。
治療期間 約8ヶ月
(抜歯後の治癒待機に3ヶ月、インプラント埋入後の待機に3ヶ月)
おおよその費用 516,000円
(抜歯時骨造成ソケットプリザベーション費用、CT検査シミュレーション費、インプラント埋入費、ノーベルガイド使用費、アバットメント費用、ジルコニアクラウン作製費用)
治療のリスク ・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
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