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40代男性 外れた銀歯の中で発生していた二次虫歯を除去しジルコニアオーバーレイで修復した症例千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

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40代男性 外れた銀歯の中で発生していた二次虫歯を除去しジルコニアオーバーレイで修復した症例

2025.05.19

治療前

治療後

はじめのご相談内容 「左下奥歯の銀歯が外れてしまった。痛みはないが真っ黒になっていて心配なので診てほしい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、左下の奥歯に装着していたパラジウムインレー(銀歯)のふちから再び虫歯ができており、その影響で銀歯が外れたと考えられました。

このまま放置すると、虫歯がさらに広がり痛みが生じる可能性があります。
さらに、銀歯が外れたことで汚れがたまりやすくなり歯周病が進行したり、噛み合わせが悪くなったりして他の歯に負担がかかるおそれもあります。

以上のことから、早急に虫歯を除去して、詰め物を修復する必要があると診断しました。
行った治療内容 患者様には虫歯を除去したうえで、新しい詰め物(インレー)を作製する治療方法をお伝えしました。

再び保険診療のパラジウムインレーを使用することも可能でしたが、パラジウムインレーは経年劣化によって歯との境目に隙間ができやすく、そこに汚れがたまることで細菌が入り込み虫歯が再発するリスクがあります。
そこで今回は耐久性や強度に優れた白いジルコニアを使用し、噛む面の大部分を覆う形の詰め物であるオーバーレイを使用することを提案しました。

虫歯の範囲が広いと、インレーでの修復では薄く残った健全な歯の部分が噛む力に耐えきれず欠けてしまう可能性がありますが、オーバーレイを使用するとより広い範囲をしっかり覆えるため、歯が欠けるリスクを軽減できます。一方で、わずかではありますが、インレーより歯を削る量が増える点がデメリットです。

また、奥歯は噛む力が強くかかる部位のため、今回は人工ダイヤモンドと呼ばれるほど高い強度のあるジルコニアの使用を提案し、同意いただきました。ジルコニアは天然歯に近い自然な見た目と、劣化や汚れの付着が少ない素材のため、歯を長く健康に保つことができます。

以下の手順で初回の治療を行いました。
①痛みを抑えるために局所麻酔をし、虫歯のみを染める薬液(う蝕検知液)を使用して丁寧に虫歯を除去
②歯の形を整えたあと、削った部分がしみないよう歯の神経に近い象牙質を保護するコーティング剤を塗布
③細部まで再現できて変形しにくいシリコーン印象材で精密な型取りを行い、詰め物を仮詰めする

約1週間後、完成したジルコニアオーバーレイが歯にぴったりと合っていることを確認し、噛み合わせを丁寧に調整して歯に装着しました。
装着の際には、接着強度を高めるため以下の前処理を行いました。

オーバーレイの接着面:特殊な薬液を塗布し加工する「エッチング(酸処理)」を施し、無水エタノールに浸して超音波洗浄
オーバーレイを装着する歯:歯の一番外側の組織エナメル質にエッチングを施し、象牙質には接着しやすくする薬液を塗布する「ボンディング処理」

最後に、接着力と耐久性のあるレジンセメントを使ってジルコニアオーバーレイを歯に装着し、治療を終了しました。
治療期間 約1週間
治療回数 2回
おおよその費用 100,000円
(ジルコニアオーバーレイ)
治療のリスク ・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です
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