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もう数年も虫歯を放置していますが、虫歯は放っておいたらダメ?千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

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もう数年も虫歯を放置していますが、虫歯は放っておいたらダメ?

東京赤坂の歯医者さん、赤坂クレール歯科クリニックです。今回のテーマは「虫歯を放置することの問題」です。「虫歯を放置してはいけません」と歯科医が言っても、正直説得力はないかもしれません。

医師が病気の治療をすすめるのは当然ですから、「それは歯科医なら虫歯を治せと言うだろう」と思ってしまうでしょうからね。でも虫歯の放置は本当に厳禁で、放置すれば思わぬ事態を招いてしまう可能性があります。

虫歯は自然には治らない

まず知っておいてほしいのは、虫歯は自然には治らないということです。身体に異常が起こった時、それで病院に行くかどうかは症状で判断する人がほとんどです。そして病院に行かない決断をした場合、その理由は「放っておけば治る」と考えたからでしょう。

例えば風邪で37度の熱が出たとして、微熱ならすぐ治ると思って放っておく人がほとんどだと思います。その決断が正しいか間違っているかはともかく、確かにちょっとした風邪なら自然に治ります。しかし虫歯は違います。一度でも進行した虫歯は自然には治らず、治療しない限り虫歯菌は生き続けるのです。

虫歯の放置で起こる問題

何事にもメリットとデメリットがあると言われますが、虫歯の放置に至っては一切のメリットがありません。実際、虫歯を放置することで次のような問題が起こります。

治療に影響する

仮に虫歯治療が怖くて放置しているなら、それは逆効果です。虫歯治療は「歯を削って詰め物を入れる」のイメージがありますが、あくまでそれは一例です。虫歯が進行すれば治療において神経の除去が必要になったり、削るにしても範囲が広くなったりします。

つまり虫歯を放置すればするほど、いざ治療した時に大きな治療が必要になります。また、大きな治療が必要になればそれだけ治療期間も長くなり、長く通院すれば治療費もかさみます。つまり虫歯の放置は治療方法、治療期間、治療費のいずれにおいても負担が大きくなるのです。

歯を失う

歯は歯周病で失うと思っている人が多いでしょうが、虫歯でも歯を失います。虫歯を放置すれば歯は虫歯菌の出す酸でどんどん溶かされていき、末期段階まで進行した時には歯は原型を留めていないでしょう。

例え歯の一部が残っていたとしても、既にその歯は歯としての機能を完全に果たせない状態です。また、そこまでの状態になると例え治療しても歯が残せず、抜歯が必要になる可能性も高くなります。歯を失ってしまえばその後の選択肢として、入れ歯やインプラントにするしかありません。

脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす

虫歯菌は歯を完全に破壊した後も生き続け、治療しなければやがて虫歯菌は血液に入り込みます。そして、血液に入り込んだ虫歯は血管を通じて全身に回ってしまいます。そうやって脳に回ってしまえば脳梗塞、心臓に回ってしまえば心筋梗塞を引き起こす可能性があります。

可能性としては稀ですが、こうした事例が過去に起こったことがあるのも事実です。日本でも海外でも虫歯の放置による死亡例が存在し、虫歯を放置したことで命にかかわる病気を招き、結果命を落としてしまうこともあるのです。

「虫歯はない」と自信のある人へ

あなた自身、「虫歯はない」と自信を持って言えるとして、その根拠が最近歯科医院で診てもらったからと言うのであれば何も問題ありません。しかし、「歯が痛くない」という理由で虫歯はないと思っているなら、それは虫歯がない根拠にはなりません。と言うのも、「虫歯=歯が痛む」とは限らないからで、例えば次のようなケースの虫歯では歯は痛みません。

初期の虫歯

虫歯で歯が痛むのは、虫歯が象牙質まで進行したからです。逆に言えば、象牙質まで進行する前…つまり虫歯になりたての状態なら痛みはないのです。このため、歯が痛くなくても初期の虫歯になっている可能性があります。

神経を抜いた歯の二次虫歯

虫歯治療をして、その時神経を抜いた歯が再度虫歯になっても痛みはありません。これは、最初の虫歯治療の時点で神経を抜いているからです。神経を抜くと痛みを感じなくなるため、同じ歯が再び虫歯になっても痛みがないのです。

虫歯が進行して神経が死んでいる

虫歯の痛みは徐々に酷くなりますが、進行して神経が死ぬと途端に痛みを感じなくなります。これは神経が死んだことで感覚が失われ、そのため痛みを感じなくなるからです。最も、この場合はそこに至るまでに激しい痛みを感じているため、例え痛みがなくても虫歯は自覚できます。

…こうしたケースの虫歯がある以上、痛みがないのは虫歯がない参考にはなりません。虫歯の有無を確実に知るには、定期的に歯科医院で検診を受けて歯の状態を診てもらうことです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、虫歯を放置することの問題についてまとめます。

1. 虫歯は自然には治らない :一度でも進行した虫歯は自然には治らない
2. 虫歯の放置で起こる問題 :治療に影響する、歯を失う、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす
3. 「虫歯はない」と自信のある人へ :例え歯が痛くなくても虫歯になっている可能性がある

これら3つのことから、虫歯を放置することの問題について分かります。虫歯を放置するとその虫歯はさらに酷くなり、歯を失う、大きな病気を招くなどの問題が起こります。そして放置すればするほど治療の負担も大きくなり、つまり虫歯の放置には一切のメリットがないのです。

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