ホワイトニングの効果千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック
東京赤坂の歯医者さん、赤坂クレール歯科クリニックです。
今回のテーマは「ホワイトニングの効果」です。
ホワイトニングをすれば、変色した歯を白くすることができます。
ただ、そもそもなぜ歯は白くなるのでしょうか。仮に汚れていたとすれば歯磨きで白くなるはず。
それでも歯磨きでは白くならず、なぜ治療によって白くなるのでしょうか。
そこで、ここではホワイトニングの効果について解説していきます。
目次
実は、ホワイトニングでは本当に歯が白くなっているわけではなく、白く見せているのです。
そもそも歯が変色しているのは、歯の表面の奥にある象牙質が変色しているためであり、
表面が変色しているわけではありません。歯の表面にはエナメル質がありますが、エナメル質は無色透明。
そのため、変色した象牙質がうつってしまうのです。ホワイトニングでは、薬剤を使ってエナメル質を構造変化させ、
透明ガラス状から曇りガラス状へと変えます。そうすることで変色した象牙質がうつらなくなり、
さらに光の乱反射によって歯が白く見えるようになる……これが、ホワイトニングの仕組みです。
ドラッグストアでは、ホワイトニングの効果を謳った歯磨き粉が販売されています。
しかし、市販のホワイトニング歯磨き粉と歯科治療のホワイトニングは別物です。
同じホワイトニングの名前がついているので紛らわしいと思いますが、
それぞれのホワイトニングは別物で、使用されている成分も異なります。
歯科治療のホワイトニングでは薬剤に過酸化水素や過酸化尿素が含まれており、これらは劇物。
そのため一般で使用できず、市販の歯磨き粉に成分として含めることができません。
含まれている成分が異なるため効果も全く異なり、ホワイトニング歯磨き粉では歯が白くならないのです。
歯科治療のホワイトニングには３つの種類があります。どの種類のホワイトニングも仕組みこそ同じですが、
それぞれ特徴が異なっており、患者さんは好きなホワイトニングを選択できます。
ただし、どのホワイトニングに対応できるのかは、歯科医院によって異なります。
そのため、「当院ではオフィスホワイトニングしか対応できない」というケースもあるでしょう。
歯科医院で行うホワイトニングで、最も一般的な方法です。歯科医が薬剤を使用するため濃度が高く、そのため早く歯を白くできます。ただし後戻りも早く、他の方法に比べて白さの維持力はそれほど高くありません。
自宅で行うホワイトニングで、１日２時間のマウスピース装着が必須です。オフィスホワイトニングと同じ薬剤を使用しますが、安全性を考えて濃度が低くなっています。このため歯が白くなるまで時間がかかりますが、しっかりと薬剤が浸透するので白さを長く維持できます。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用した方法のため、効果で比較すれば最も優れています。それぞれのホワイトニングの長所が活かされており、早く歯が白くなる上に白さの維持力も高くなります。このように治療の効果は高いものの、それだけに費用が高いのが欠点です。
歯科のホワイトニングでも、全てのケースに対応できるわけではありません。
以下のケースでは、ホワイトニングしても効果がなく、そもそもホワイトニングをすること自体ができません。
詰め物、被せ物、入れ歯、インプラントなどが該当します。人工物はホワイトニングしても白くならず、例えば銀歯の詰め物を白くしたいのであれば、対処方法となるのはセラミック治療です。
抗生物質であるテトラサイクリンで変色した歯は、ホワイトニングをしてもほとんど白くなりません。この場合の対処方法は被せ物を立てられるならセラミック治療、もしくは塗って白くするホワイトコートです。
神経を失った歯は、栄養が行き届かなくなって黒く変色します。
この場合、ホワイトニングをしても白くなることはありません。
いかがでしたか？
最後に、ホワイトニングの効果についてまとめます。
これらのことから、ホワイトニングの効果について分かります。
変色の原因によってはホワイトニングの効果を期待できない可能性もあるため、
ホワイトニングを希望する方は、まずそもそも歯が変色した原因を考えてみましょう。
もちろん、一人で考えるのではなく医師に診てもらうのが確実です。
