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費用だけで選ばない! セラミックと銀歯の比較千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

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費用だけで選ばない! セラミックと銀歯の比較

東京赤坂の歯医者さん、赤坂クレール歯科クリニックです。
今回のテーマは「セラミックと銀歯のメリット・デメリットについて」です。

虫歯の治療などで詰め物や被せ物を使用する場合、保険適用のコンポジットレジンや銀歯、自由診療のセラミックといった選択肢があります。
セラミックは耐久性が高く、長期間使用できますが、費用面で躊躇している方もいるかもしれません。

費用だけで選ばず、長い目で見た時にセラミックにはどのようなメリットがあるのか、今回は特に銀歯と比較しながら解説します。

セラミックが高額なのはなぜ?

詰め物が必要になったり、抜けてしまった歯を補うために、銀歯ではなく審美性の高いセラミックで治療したいという方は多いと思います。
しかし、セラミックの費用を見てためらってしまう方もいるでしょう。

セラミックはなぜ費用が高いのか、それは自由診療だからです。日本では現在、健康保険などの制度により自己負担は数割で済みます。しかし、自由診療だと治療にかかる医療費は全額自己負担となり、どうしても高額になってしまいます。

セラミックの歯にはたくさんの種類の色や素材があります。自分の歯の色に合わせる手間や、型を取ってそれぞれの口内に合わせ造形していく技術など、様々な技術が組み合わさってセラミックの歯ができあがります。

さらには、セラミックの歯を装着するための接着剤や型を取るための材料など、口内環境に合わせて知識と経験を駆使して最適なものを選びます。
こうした様々な要因が重なり、セラミックのコストは高くなってしまうのです。

長期的視野で考えるセラミックのメリット

銀歯やコンポジットレジン(歯科用の白いプラスチック素材)のような保険適用の素材に比べて、自由診療であるセラミックは費用がかかります。しかし、セラミックの需要は近年伸びています。将来を長い目で見通した時に、耐久性や安全性といった様々な面から、セラミックはメリットが多い治療と言えるでしょう。

では、銀歯とセラミックではどのような違いがあるのでしょうか。

銀歯のメリット

  • 費用を抑えることができる
  • 銀歯は保険適用での治療が可能です。数割の自己負担で治療できるため、治療費を抑えることができます。

  • 高い強度
  • 銀歯は金属なので、素材自体の強度がとても高いのが特徴です。噛み合わせの力が強くかかる奥歯にも安心して使用できます。

銀歯のデメリット

  • 銀歯の部分が目立つ
  • 銀歯の歯や詰め物は、自然の歯と全く色が違うため大変目立ちます。口内の審美性が損なわれ、笑ったときや食べるときなど人から見られる場面でのコンプレックスになる可能性があります。

  • メタルタトゥーが起きることがある
  • 銀歯で使用した金属が溶け出し、歯茎が黒ずんでしまうことがあります。この現象を「メタルタトゥー」といいます。メタルタトゥーは一度なってしまうと自然治癒することはありません。

  • 二次カリエスが起きやすい
  • 一度治療した歯が再び虫歯になってしまうことを「二次カリエス」といいます。銀歯を接着する時にセメントを使用します。そのセメントが時間の経過と共に劣化し、銀歯と歯の間に隙間ができ、そこに虫歯菌が入り込むことで再度虫歯になってしまう可能性があります。

  • 歯周病リスクが高い
  • 銀歯の表面は傷がつきやすいという性質があります。セラミックと比べるとザラザラとしています。そのため、プラークが付着しやすくなります。プラークが長い時間口内に留まると歯周病になる可能性が高くなるので注意が必要です。

セラミックのメリット

  • 審美性が高い
  • セラミックの最大の魅力は、その美しさです。まるで天然の歯のような質感と光沢で、自然な印象を与えることができます。色や素材の種類も豊富で、違和感なく自分の歯に溶けこむため、治療した跡が銀歯のように目立つことはありません。

  • 金属アレルギーでも装着可能
  • セラミックには金属が使われていません。そのため、金属アレルギーがある方でも安心して治療が可能です。ただし、セラミックの中でも「メタルボンド」には一部金属が使われていますので、注意が必要です。

  • 二次カリエスになりにくい
  • セラミックで使用する接着剤は、密着度が高く耐久性も高いため隙間ができません。そのため、セラミックと歯の間に隙間ができることがなく、再治療が必要な二次カリエスになる可能性は銀歯と比べると低くなります。

  • 歯周病リスクが低い
  • セラミックの表面はツルツルとしており、プラークが付着しにくい構造になっています。経年劣化による摩耗も起こりにくく、傷もつきにくい材質のため、歯周病の原因となるプラークが付着しにくいといった特徴があります。

セラミックのデメリット

  • 費用が高い
  • セラミックは自由診療での治療です。そのため、治療費はすべて自己負担となります。
    保険適用される銀歯などに比べると費用は高くなりますが、医療費控除などを活用して負担を減らすことは可能です。

  • 強い衝撃で割れることがある
  • セラミックは陶器でできています。そのため、強い衝撃を受けた際には割れたり欠けたりすることがあります。強度の高いジルコニアを使用したセラミックもあるので、治療する場所に合わせて適切なセラミックを選びましょう。

まとめ

銀歯やコンポジットレジンといった保険適用の素材で治療した場合、二次カリエスによる再治療の可能性や、銀歯では特にメタルタトゥーの心配があります。コンポジットレジンであれば銀歯よりも目立たず「白い歯」の治療ができますが、耐久性といった面からも劣化しやすく、セラミックに比べると長期間品質を保持して使用するのは難しいでしょう。

セラミックは高額にはなりますが、見た目の美しさ、プラークが付着しにくい、高い耐久性など、そのメリットから多くの人に選ばれています。
費用面だけではなく、虫歯治療のその先にある生活を見据え、長期的な視点でセラミック治療を検討してみてはいかがでしょうか。

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