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セラミックの歯にデメリットはある?後悔しないための基礎知識千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

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セラミックの歯にデメリットはある?後悔しないための基礎知識

セラミックの歯は、見た目の自然さや清潔感のある仕上がりから、近年多くの方に選ばれる治療のひとつです。
「白い歯にしたい」「金属を使いたくない」「長持ちする素材を選びたい」といった目的で検討されることが増えています。
一方で、
「セラミックの歯にはデメリットはないの?」
「割れるって聞いたけど実際どうなの?」
といった不安を持つ方が多いのも事実です。
セラミックはメリットが多く魅力的な素材ですが、どの治療にも良い面と注意すべき面があります。
この記事では、セラミックの歯のデメリットを中心に、誤解されがちな点や後悔しないためのポイントをわかりやすく解説します。
何が“良くて”、何が“注意点”なのかを把握することで、治療を前向きに検討しやすくなります。

セラミックの歯とは?まず知っておきたい基本

セラミックの歯とは、陶器の素材を用いて作られた詰め物・被せ物のことです。
天然の歯のような透明感を再現しやすく、美しさを求める治療として広く用いられています。
近年は素材のバリエーションも増え、以下のような種類があります。

  • ジルコニアセラミック:見た目の綺麗さと強度の両方を兼ね備えたもの。前歯と奥歯のどちらにも使える
  • e-max(ニケイ酸リチウムガラスセラミック):透明感が高く前歯に用いられることが多い
  • フルジルコニア:さらに高強度で、噛む力の強い方にも選ばれることがある

それぞれに特徴が異なり、見た目、強度、厚みなどの点で違いがあります。
そのため、どのセラミックが適しているかは、お口の状況や目的により変わることが一般的です。

セラミックのメリットは?

デメリットを理解する前に、セラミックが選ばれる理由を知っておくと比較しやすくなります。

自然な見た目に仕上げやすい

色や透明度を細かく調整できるため、周囲の歯と調和しやすいのが特徴です。

変色しにくい

コーヒー・紅茶・タバコなどによる着色がつきにくいとされています。

汚れが付きにくい素材が多い

表面が滑らかで、お手入れによって清潔な状態を保ちやすいとされています。

金属を使わない「メタルフリー」にできる

金属が見える・黒くなるといった見た目の変化を避けやすい点が注目されることがあります。

ただし、こうした特徴は素材そのものの性質によるものであり、「絶対に変色しない」「必ず長持ちする」といったわけではありません。

セラミックの歯のデメリット

セラミックには魅力が多い一方で、注意しておきたい点も存在します。

①割れる・欠ける可能性がある

セラミックは硬く美しい素材ですが、衝撃に対しては弱いという性質があります。

  • 硬いものを噛んだとき
  • 強い噛みしめ・歯ぎしり
  • 外部からの強い力が加わったとき

これらが重なると、欠けたり割れたりするリスクがあります。
特に奥歯は噛む力が強くかかるため、耐久性に優れた種類を選ぶ、噛み合わせを調整する、ナイトガードを使用する、などの対策がとられることもあります。

②費用が高くなる傾向がある

セラミック治療は保険適用外となる場合が多いため、金属を使用する保険治療と比較すると費用負担が大きくなることがあります。
「高いから良い」「安いから悪い」ということではなく、費用と仕上がりや耐久性のバランスをどう考えるかが大切です。

③歯を削る量が増えることがある

セラミックはある程度の厚みが必要なため、歯の状態によっては削る量が増えることがあります。
ただし、これは歯の形や噛み合わせによって異なるため、「セラミックだから必ず歯をたくさん削る」というわけではありません。

④噛み合わせの調整が重要

セラミックは硬い素材であるため、噛み合わせが合っていないと周囲の歯に負担がかかることがあります。
そのため、

  • 調整に時間がかかる
  • 仮歯で噛み合わせを確認する
  • 定期的にメンテナンスが必要

といった点が重要です。

⑤接着の経年変化が起こることがある

セラミックそのものは変色しにくい素材ですが、接着剤(セメント)が経年で変化することがあります。
長期間使用するうちに、境目の状態を確認したり再治療が必要になるケースもあります。

よくある誤解と注意点

セラミック治療については、ネット上でさまざまな情報が飛び交っています。
その中には誤解を招くものも存在します。

✖「セラミックはすぐ割れる」は誤解

確かに昔に比べ強度は大きく進歩しており、現在では用途に合わせて強度の高い素材も増えています。
ただしリスクがゼロではないため、噛み合わせ管理やメンテナンスは欠かせません。

✖「セラミックなら絶対に長持ちする」も誤解

寿命は素材だけでは決まりません。

  • お口の衛生状態
  • 噛み合わせ
  • 生活習慣
  • 定期的なメンテナンス

によって大きく変わります。

✖「セラミックは虫歯にならない」

セラミックそのものは虫歯にならなくても、歯との境目から虫歯になる可能性はあるため注意が必要です。

セラミックが向いているケース・向かないケース

セラミックの歯が向いているかどうかは、求める仕上がりや生活スタイルによって異なります。
たとえば、見た目を自然に仕上げたい方や、できるだけ金属を使わずに治療したい方には、セラミックは選択肢として考えられやすい素材です。
また、お口の中の変色が気になりやすい方や、清潔な状態を長く保ちたいと考えている方も、セラミックの特徴が役立つ場面があります。
一方で、すべての人にとって最適とは限りません。
たとえば、強い歯ぎしりや食いしばりがある方は、セラミックの硬さが負担となる場合があります。
また、費用をできるだけ抑えたい方や、スポーツなどで衝撃が加わりやすい環境にある方は、別の素材のほうが適しているケースもあります(もちろん、保護具などで対応できる場合もあります)。
このように、セラミックが合うかどうかは、見た目の希望だけでなく、日々の生活習慣やお口の状態によっても変わります。素材の特徴を知ったうえで、自分にとって無理のない選択をしていくことが大切です。

デメリットを減らすためにできること

セラミック治療は、適切な管理によって快適に使える期間を長くできると言われています。
そのためのポイントは以下になります。

  • 定期検診で噛み合わせや歯ぐきの状態をチェックする
  • 歯ぎしりがある場合はナイトガードを使用する
  • 強い力で噛まないよう日常生活で注意する
  • お口のお手入れを丁寧に行う
  • 治療後も経過をみながら必要な調整を行う

これらの習慣が、セラミックの良さを活かすうえで役に立つポイントとなります。

まとめ:セラミックのデメリットも理解して選ぶことが大切

セラミックの歯には多くの魅力がある一方で、

  • 割れるリスクがある
  • 費用が高い
  • 歯を削る量が増えることがある
  • 噛み合わせ調整が必要

といったデメリットも存在します。
どんな治療にもいえることですが、メリットがあればデメリットもあります。
大切なのは、それぞれの素材が持つ特性をしっかり理解したうえで、自分の希望や歯の状態、そして生活習慣に合った治療方法を選ぶことです。
セラミックのメリットとデメリットを両方知っておくことで、治療後の満足度もぐっと高まりやすくなります。
いくつかの素材を比較してみたり、気になる点を歯科医師に相談しながら、ご自身が納得できる選択をしていくことをおすすめします。

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