東京赤坂の歯医者さん、赤坂クレール歯科クリニックです。
奥歯もセラミックにするべきか迷っている人も多いのではないでしょうか。
奥歯の治療といえば保険適用の銀歯やレジンなどが一般的ですが、近年では審美性や耐久性の観点からセラミック治療が注目されています。
ここでは、奥歯のセラミック治療について、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。
治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
むし歯や外傷などで歯の一部分を失った奥歯をセラミックという素材で修復する治療法です。セラミックは、天然の歯の色や質感に近く、審美性に優れているのが特徴です。
例えば銀歯と比較するとセラミックは見た目が自然で、お口を開けたときに治療跡が目立ちません。また表面は滑らかで、歯垢が付きにくい素材のため、むし歯や歯周病のリスクを低減できます。
そのため近年、奥歯の治療にセラミックを選択するケースが増えています。ただし奥歯の治療をどうすればよいのか悩む方も少なくありません。
メリットやデメリットを知った上で、必要かどうか検討することが大切です。
奥歯をセラミックにするメリットは、以下の3つです。
セラミックはとても硬いため、奥歯のように強い力がかかる部分にも耐えられる点がメリットです。セラミックは金属やレジンに比べて摩耗に強く、長持ちする傾向があります。
セラミックは、適切なケアを行えば10年以上使用可能です。銀歯は4年前後しか持たないといわれているため、長い目でみるとコストパフォーマンスに優れています。
セラミックは天然の歯に近い色や質感を持ち、見た目が自然です。奥歯は意外に目立つことがあり、審美性を求める方も多いでしょう。
奥歯の銀歯が気になって大きなお口で笑えなかったという方も、セラミックであれば自信を取り戻すことができます。
セラミックは陶器(硬質ガラス)でできているため、金属に起因するアレルギー反応の危険性がありません。金属アレルギーを持つ方にとって、奥歯をセラミックにすることは安全性の高い選択肢といえます。
奥歯をセラミックにした場合、以下のようなデメリットが挙げられます。
セラミック治療は自費診療のため、保険適用の銀歯と比べて費用が高くなります。
例えば奥歯に使用されることが多いジルコニアセラミックは、数万円から十数万円ほどかかります。一方、保険適用の銀歯であれば、一万円以下で治療ができます。
各歯科医院により価格や扱うセラミックの種類が異なるため、治療を開始する前に詳しく調べておくことが大切です。
なるべく費用を抑えて奥歯の治療がしたい方にとっては、大きなデメリットとなるでしょう。
セラミックは強度を保つために一定の厚みが必要です。そのため装着する際には、セラミックの厚みを確保するために、健康な歯質も多く削らなければならない場合があります。
とくに奥歯は噛む力が強く十分な厚みを持たせるために、大きく歯を削るケースも少なくありません。その結果、歯の寿命が短くなるリスクが高まります。
健康な歯を削ることに抵抗感を覚える方は、本当に必要な治療かよく検討することが大切です。
セラミックはとても硬い素材ですが、その硬さゆえに強い衝撃や不意の力が加わった場合、欠けたり割れたりする可能性があります。
とくに噛み合わせが悪い方や歯ぎしりの癖がある方は、セラミックが割れるリスクがあることを覚えておきましょう。
セラミックの奥歯を使用している方が硬い食べ物を食べて欠けてしまうと、再治療が必要となり、さらなる費用と時間がかかる場合があります。
奥歯のセラミック治療は割れるリスクを考慮し、慎重に選択することが重要です。
奥歯のセラミック治療が必要か不安に感じる方が、押さえておきたいポイントを紹介します。
セラミック治療は技術が求められるため、経験豊富な歯科医師がいる歯科医院を選びましょう。口コミや実績を確認し、信頼できる歯科医院を見つけることが大切です。
セラミックにはオールセラミック、ジルコニアセラミック、ハイブリッドセラミックなどさまざまな種類があります。それぞれの特徴を理解し、自分の歯の状態やライフスタイルに合った素材を選びましょう。
セラミック治療は保険適用外で高額になることが多いため、費用面も考慮して計画を立てましょう。治療費用については事前に見積もりを確認し、納得した上で治療を進めることが重要です。
これらのポイントを押さえることで、奥歯のセラミック治療を選ぶ際に不安になることなく、期待した治療結果を得ることができるでしょう。
いかがでしたか。
奥歯のセラミック治療はメリットがある反面、デメリットもあります。
奥歯もセラミックが必要なのか悩む方も多いですが、自分にとってメリットが大きい場合はセラミック治療を選択肢に入れることをおすすめします。
奥歯のセラミック治療を検討している方は、ぜひ当院にご相談ください。