口腔内スキャナーPrimescan（プライムスキャン）千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック
お口の型取りを正確で楽にする次世代の歯科医療機器です。
お口の中を小型カメラで連続撮影し、そのデータをコンピュータで立体画像として再現し、モニターで見ることができます。
これは専門家の間で光学印象とも呼ばれ、お口の中の細部まで精密に捉えることから近年需要が高まっています。
画面でわかりやすく必要な情報見ることができるので、悪くなっている部分や気になっていた箇所をこれまで見えなかった距離、角度で見ることができます。
従来の型取り(印象)は寒天やシリコンなど印象材をお口の中に入れていき、材料が固まるまで待って歯型を採取していました。そこへ石膏を注ぐことで、歯医者さんでよく見るピンクや黄色の歯型模型を作製し、そこに合わせて詰め物や被せ物の作製作業を行ってきました。
この手法のデメリットは患者さんの負担が大きいことです。
多量の印象材を流し込んだ大きな金属のフレームをお口に入れなければならないので、苦手な方が嗚咽(おえつ)がするなんてことも・・・ミント風味にはなっていますが、なかなか大変なものでした。
口腔内スキャナーを用いると、これまで負担の原因だった型取り材料を使う必要がありません。そもそも石膏模型も作製する必要がなく、すべてコンピューター上でデジタル処理を行います。詰め物や被せ物はこのデータを元に作製することが出来るようになります。
実物の印象材だと割れる、欠ける、わずかに収縮してしまうなど材料の寸法変形に気を配らなければなりませんでした。
しかし、口腔内スキャナーなら印象材の破損を気にならないだけでなく、さまざまな医療廃棄物の削減、また医療従事者の感染予防にもつながります。
この度当院で導入した「Primescan（プライムスキャン）」は、従来のスキャナーに比べ5倍のデータ量を誇りながら、スキャンタイムは1/4に短縮されました。精度・操作性・スピードに優れた、次世代の口腔内スキャナーです。
1秒間に100万を超える3Dポイントを処理し、写真のようにリアルで極めて正確なデータを作成します。天然歯および金属やセラミックなど様々な素材の修復物の表面を、迅速かつ容易にスキャンが可能になりました。
当院では、口腔内スキャナーをジルコニア治療やインプラント治療に使用するだけでなく、患者様の口腔内を撮影しデジタル画像を一緒に見ていくことで、これまで見れなかったお口の中の様子を観察したり治療計画の立案に活用してまいります。
