2020.09.28
相談内容 | 5年前に治療した奥歯の銀歯ブリッジの周辺の歯茎から出血するようになった。 |
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診断結果 |
銀歯(金銀パラジウム合金)が劣化し、ブリッジと歯との境界に段差が認められた。 そのためブリッジ周辺にプラークが停滞しており、歯肉炎と二次カリエスを誘発していた。 |
行った治療内容 | 銀歯ブリッジを除去した後、二次カリエスの治療と周辺の歯石を除去。一旦、プロビジョナルレストレーション(精度の高い仮歯)に置き換え周辺歯肉の炎症が改善するのを待った。その後、生体親和性の高いジルコニアにてブリッジを作製した。適合性も高く歯肉炎の症状も改善した。 |
治療回数・期間 |
一度、古いブリッジを除去し仮歯に置き換え1週間程度経過を見た。 その後、型取りから調整、装着までおよそ1週間程度の治療となった。 |
およその費用 | 治療費総額 421,000円(税別) |
治療のリスクについて |
・セラミックは使用環境によって外れてしまうことがあります。 ・セラミックも十分なメンテナンスを行わないと、周辺の歯から虫歯になることがあります。 ・強い食いしばりがあったり高度の高いものを誤って噛んだりするとセラミックが割れてしまうことがあります。 |
銀歯(金銀パラジウム合金)が劣化しておりザラザラしている。
ブリッジと歯の境界にプラークが停滞、二次カリエスが認められる。
古いブリッジの除去直後。二次カリエスの進行がわかる。
ポンティック(欠損部のダミーの歯)部分の歯茎にも炎症が起きている。
仮歯に置き換え歯肉炎の改善を確認する。
審美性も考慮し色調を確認する。
完成したジルコニアブリッジ
装着されたジルコニアブリッジ。色調も調和している。
ブリッジの境界部分も適合性が高く、歯肉炎も改善した。