2021.01.27
色調が不自然で被せ物の境界線が目立つ。
形態も丸みがあり、周囲の歯とは調和が取れていない。
古い被せ物を削って外す。
歯肉圧排法で歯茎を押さえてから形態を整える。
セラミックの厚みを増すために土台を削り足す。
仮歯に置き換えて形態を確認する。
色味を確認するため一眼レフカメラにて撮影する。
色味を確認するため一眼レフカメラにて撮影する。
シリコン印象材による精密印象を行う。
形態や色味を確認する。
完成したジルコニアクラウン(レイアリングテクニック)
セラミッククラウンをレジンセメントで接着する。
周りの歯や唇にも調和した自然な仕上がりとなった。
はじめのご相談内容 | 2年前に他院で前歯にジルコニアクラウンを入れてもらったが、色調が不自然で、形態も調和が取れておらず、コンプレックスに感じている。 |
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診断結果 | 術前のジルコニアクラウンは周囲の歯の色調よりも白さが足りず、形態も丸みがあり調和が取れていない。また、被せ物際の境界線が目立つため、人工的な印象がある。 |
行った治療内容 | 古いジルコニアクラウンを削って外し、土台の歯の形態を整え仮歯に置き換えた。被せ物の境界線が歯茎に隠れるよう、歯肉圧排法を用い歯肉縁下に設定した。また、色味を再現するセラミックの厚みを十分に確保するため、表面の削り足しをした。仮歯で形態を確認し、周辺の歯の色味も高精度カメラで撮影した。歯肉圧排法を用いてシリコン印象材で精密印象を行った。 ジルコニアフレームにレイアリングテクニックにてセラミックを盛り足し、自然な色味を再現した。 |
治療回数 | 3回 |
およその費用 | 治療費総額 156,000円×2本(税別) |
治療のリスクについて | ・セラミックは使用環境によって外れてしまうことがあります。 ・セラミックも十分なメンテナンスを行わないと、周辺の歯から虫歯になることがあります。 ・強い食いしばりがあったり高度の高いものを誤って噛んだりするとセラミックが割れてしまうことがあります。 |