2022.10.24
治療前
治療後
はじめのご相談内容 | 「金歯を被せている奥の歯が欠けたので治してほしい」とご相談をいただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 | 診察したところ、右下の奥歯(第一大臼歯/6番)の古い金歯の被せ物(ゴールドアンレー)の隙間から虫歯菌が入り込み、再び虫歯ができたことで歯がもろくなり、欠けてしまっていました。 金歯を取って虫歯を治療した後で新たに被せ物をする必要があることをご説明しました。 新たな被せ物について患者様に伺ったところ、「虫歯が再発しにくくて耐久性のある素材が良い」とご希望されました。 |
行った治療内容 | まずは古い金歯を外し、虫歯を取り除きました。 虫歯だけを染め出す「う蝕検知(うしょくけんち)」で虫歯部分を正確に確認しながら、拡大鏡を使って慎重に削りました。 次に新たな被せ物(アンレー)を製作しました。 被せ物が歯にしっかりフィットして馴染むよう、精度が高い型取りの材料「シリコン印象材(いんしょうざい)」を使って型取りをしました。 被せ物の素材はご希望に沿って、虫歯が再発しにくくて強度が高く、奥歯に向いている「ジルコニア」をご提案し、ご了承いただきました。 |
治療期間 | 10日間 |
おおよその費用 | 80,000円 |
治療のリスク | セラミック素材は欠けたり割れたりする可能性があるので、素材を分厚くする必要があり、金属の被せ物よりも歯を0.5mmほど深く削ることになります。 そのため、歯の神経(歯髄/しずい)に近づくことで治療直後に冷たい刺激などでしみやすくなる場合があります(術後知覚過敏/じゅつごちかくかびん)。 歯を削った面には神経への刺激を和らげる薬(歯髄保護剤)を塗って知覚過敏になりにくくしますが、症状が出たとしても通常は治療後数週間で落ち着きます。 |