2023.05.30
はじめのご相談内容 | 「銀歯の詰め物の中が虫歯になっていないか心配。虫歯になりにくいセラミックの詰め物にしたい」とご相談いただきました。 |
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診断結果 | 拝見すると、左下の歯2本(第1小臼歯/4番、第2小臼歯/5番)に銀歯の詰め物が確認できました。 歯と詰め物の境目にわずかな隙間があり、そこから虫歯が広がっていました。 患者様からは「古い銀歯が虫歯になりやすいと知って、不安に思っていた。ただ白くするのではなく、再び虫歯にならないよう、精密な治療を行ってほしい」とご希望がありました。 |
行った治療内容 | 歯と詰め物の境目から再び虫歯になる「2次虫歯」を防ぐために、長期間使用しても劣化しづらく隙間ができにくい「セラミック」での詰め替えをご提案しました。
まず、古い銀歯を外し、虫歯を丁寧に削り取りました。 次に、歯と歯茎の境目に細い糸を入れ込み、歯と歯肉の境目を明瞭にする「歯肉圧排(しにくあっぱい)」をした上で、シリコーン印象材による型取り「精密印象」を行いました。 そして1週間後に、接着強度の高い「レジン系接着剤」を用いて、強度のあるセラミック「e-max」の詰め物を装着しました。 |
術後の経過・現在の様子 | 歯にぴったりフィットした詰め物が入り、しっかり噛めて痛みや違和感もなく、色調も自然な仕上がりになりました。虫歯の再発もありません。
患者様にも「フロスもスムーズに通り、ぴったりと適合していることがよくわかる。ただ白くするだけの治療ではなく、細部にまでこだわって治療してもらえてよかった」と当院の治療内容に大変ご満足いただきました。 治療後は噛み合わせの確認にご来院いただき、予防処置である、歯の汚れを除去する「クリーニング」を行いました。 今後は、定期的なメンテナンスでご来院いただく予定です。 |
治療回数・期間 | 2回・1週間 |
およその費用 | 59,000円×2本 |
治療のリスクについて | ・治療中に痛みを伴う場合があります。 ・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります。 ・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります。 ・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります。 ・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です。 |
クリニックより | 「白くするためのセラミック治療」ではなく、「予防のためのセラミック治療」をご希望される患者様が多くいらっしゃいます。 セラミックを用いることは健康面にメリットが多いですが、その治療過程で細部にこだわった丁寧な治療を行わなければ、同じ結果となるわけではありません。 当院ではセラミックの良さを最大限に引き出すために、形成、型取り、接着までこだわった治療を行っております。 |