60代女性「金歯の周りの歯が砕けてしまった」食いしばりによって欠けた奥歯を、適合が良く強度もある「ジルコニアセラミック」の被せ物で修復し、しっかり噛めるようにした症例千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック
| はじめのご相談内容 | 「昔に治療した金歯の周りの歯の部分が、食いしばりによってガリっと砕けてしまった。もともと食いしばりの癖があるため、それが原因だと思う。痛みはないが大きく欠けてしまっているので心配」とご相談いただきました。 |
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| 診断結果 | 患者様は、左下の奥歯（第2大臼歯／7番）を金の詰め物「ゴールドインレー」で治療されていましたが、詰め物と歯の境目に二次的なむし歯「二次カリエス」が発生していました。 むし歯によって脆くなった歯に強い噛みしめの力が加わったことで、ご自身の歯が欠けてしまい、十分に噛むことができない状態でした。 むし歯や欠けた部分の大きさを確認したところ、幸い歯を温存することは可能と診断しました。 |
| 行った治療内容 | むし歯を除去してから、適合が良く自然な白さの被せ物「セラミッククラウン」で歯の形を修復する治療をご提案しました。 金属の被せ物は再びむし歯が生じるリスクが高いため、むし歯が再発しにくいセラミック素材での修復を推奨しました。 また、噛む力が強いことから、セラミック中でも強度のある「ジルコニアセラミック」が適していることをご説明し、同意いただきました。 まず古いゴールドインレーを除去し、むし歯に感染した部分を丁寧に取り除きました。 健全な歯は極力残したいとご希望があったため、削る範囲を最小限にし、浅い被せ物で修復できるよう歯の形を整えました。 被せ物を装着する際は、接着面の消毒や、強固に接着させるための表面加工を徹底して行った後、接着力の高い「レジン系接着剤」で接着し、被せ物が外れることがないよう注力しました。 |
| 術後の経過・現在の様子 | 周りの歯と馴染んだ仕上がりになり、奥歯の噛み合わせも回復しました。 患者様にも「治療自体も痛みはなく、仮詰め期間も不具合なく過ごせた。被せ物が装着されたその日からしっかり噛むことができるようになり、快適に食事をとれている」と大変お喜びいただきました。 現在も定期的な検診でご通院いただいています。 |
| 治療回数・時間 | 2回・1週間 |
| およその費用 | 138,000円 |
| 治療のリスクについて | ・装着に際し、天然歯を削る必要があります ・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります ・一部の治療を除き、自費診療（保険適用外治療）です |
| クリニックより | セラミック素材のリスクとして強度の不足があり、その対策として歯を多く削ることが必要とされてきました。 しかし昨今は、強度のあるセラミック素材の登場と接着技術の向上により、歯を削る量も少なくなり、治療後のトラブルも減少しています。 二次カリエスの予防には最適な素材なので、適切な治療のもと、セラミックを選ばれる患者様が増えています。 |
