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70代女性 奥歯の部分入れ歯をセラミックブリッジで再度治療してしっかりと噛めるようにした症例千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

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70代女性 奥歯の部分入れ歯をセラミックブリッジで再度治療してしっかりと噛めるようにした症例

2024.09.11

治療前


治療中

治療後

はじめのご相談内容 「入れ歯で食べ物がうまく噛めない。取り外しも煩わしいので、自分の歯のようにしっかり噛めるよう治療してほしい」とご相談をいただきました。
診断結果 拝見したところ、右上の奥歯2本が欠損しており、その部分を補うために部分入れ歯が装着されていました。しかし、経年劣化のため歯にぴったり合っておらず、うまく噛めていない状態です。

また、残っている両隣の右上の奥歯2本も装着されていた銀の被せ物や詰め物が経年劣化で段差が生じ、ブラッシングがしにくくなっています。
さらに、細菌の塊「プラーク」やプラークが硬く固まった「歯石」が付着して、歯ぐきの炎症「歯肉炎」も認められました。

経年劣化した部分入れ歯のまま放置することで、しっかり噛めないことから体全体に不調が生じたり、歯肉炎が進行して歯を支える骨が溶ける病気「歯周病」になったりするおそれがあります。

以上のことから、早急な治療が必要と診断しました。

行った治療内容 劣化した部分入れ歯の治療方法として、以下の3つをお伝えしました。

①前回と同じ部分入れ歯を作製する方法
今回、歯の治療は不要ですが、メンテナンスを行うためには取り外す必要があり噛みにくいのがデメリットです。

②前後の歯を土台にして人工歯を連結する被せ物「ブリッジ」の作製
土台となる歯を削る必要があるものの、固定されているためしっかり噛むことができます。

③欠損部に人工歯根を埋め込み、その上に被せ物を装着する「インプラント治療」
天然歯のようにしっかり噛むことができるものの、外科処置が必要です。

患者様は「義歯の取り外しが煩わしいので、固定されていてちゃんと噛める治療がしたい」と希望されました。
ただ、外科処置は体調面で不安があるとのことで、最終的にブリッジを選択されています。

また、ブリッジの材質として、天然歯のような白さで劣化しにくく、プラークの付着も抑えられる「ジルコニアセラミック」をおすすめし、治療に同意いただきました。

まず事前にブリッジの形を予想し、精度の高い仮歯を作製します。
次に、麻酔を行い土台となる奥歯の銀の被せ物や詰め物を取り除き、歯の形を丁寧に整えました。
その後、超音波の振動と水の力で歯石を粉砕・除去する専用器械で清掃したあと、事前に準備した仮歯を装着しています。

1週間、仮歯で過ごしていただき、噛み合わせに問題がないことや痛みが出ていないことを確認してから、細部まで再現ができて変形しにくい「シリコーン印象材」で精密な型取りを行いました。

後日、完成したジルコニアセラミックのブリッジがしっかりとフィットし、噛み合わせが適切であることを確認しました。そして、耐久性と接着力の高い「レジンセメント」で装着し、最後にもう一度治療部位をチェックして、終了しました。

治療期間 約3週間
治療回数 3回
およその費用 約566,000円
治療のリスクについて ・ブリッジの装着に際し、天然歯を削る必要があります
・土台となる歯に負担がかかるため、将来的に歯が揺れたり、歯の根が割れたりする可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が破損する可能性があります
・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
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