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70代男性 歯周病が進み揺れている右上奥歯を抜いてジルコニアオールセラミックブリッジで補った症例千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

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70代男性 歯周病が進み揺れている右上奥歯を抜いてジルコニアオールセラミックブリッジで補った症例

2024.12.26

治療前

治療後

はじめのご相談内容 「右上の歯が揺れていて噛むと痛いので診てほしい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、右上の奥歯(第2小臼歯)が揺れて、痛みが生じています。
レントゲン検査で確認した結果、歯の周りの組織に炎症が起こる「歯周病」が進行し、歯を支える骨が溶けていることが判明しました。

このまま放置すると、さらに歯周病が進行し将来的に歯が抜ける恐れがあります。
行った治療内容 まず歯周病を改善する目的で、揺れている右上奥歯に負担がかからないよう噛み合わせを調整する「咬合調整」や、歯周病の原因となる汚れを除去する「歯周病治療」を実施し、歯の温存を試みました。
しかし症状の改善が見られず、このまま放置すると隣接する歯にも影響を及ぼす可能性があるため、抜歯が必要なことをお伝えし、同意いただきました。

抜歯した部分を補う方法として、以下の3つを提案しています。

①あごの骨に人工歯根を埋め、その上に人工歯を装着する「インプラント治療」
メリット:自然な見た目と噛み心地が期待できる
デメリット:自費診療のため費用が比較的高額になる。外科処置が必要なため治療期間が比較的長くなる

② 前後の歯を削り、橋渡しのような被せ物で歯を補う「ブリッジ治療」
メリット:外科手術を行わず、安定した噛み心地を実現できる
デメリット:土台となる健康な前後の歯を削る必要がある

③取り外し式の「入れ歯」
メリット:保険診療内でも治療が可能で、治療期間も比較的短い
デメリット:取り外して手入れを行う必要があり、ほかの2つの方法と比べて噛み心地が劣る

それぞれのメリット・デメリットについて丁寧に説明したところ、患者様はしっかり噛める治療を希望されました。
3つの選択肢のうち、より自然な噛み心地が期待できるのは①ですが、患者様の場合、抜歯部位のあごの骨の量が十分ではないことから、インプラントが安定しない可能性が高いことをお伝えしています。
そのうえで、比較的違和感なく噛める可能性が高い②のブリッジ治療を選択されました。
さらにブリッジの種類には、汚れがつきにくく虫歯の再発リスクが低い「ジルコニアオールセラミックブリッジ」をご希望です。

まず右上奥歯を抜歯し、歯ぐきの傷が回復するまで1ヶ月間、経過を観察しました。
その後、ブリッジの土台を作製するため、麻酔を行い抜歯部位の前後の歯を丁寧に削って形を整え、削った面を保護するコーティングを施しています。

ブリッジ型の仮歯で2週間過ごしていただき、噛み合わせに違和感がないことや痛みが出ていないことを確認してから、細部までしっかりと再現できる「シリコーン印象材」で精密な型どりを行いました。

後日、完成したジルコニアオールセラミックブリッジが歯にぴったりと合っているか、しっかりと噛めているかを確認し、接着強度を高めるため以下の前処理を行っています。

ブリッジ:接着面に特殊な薬液を塗布し加工する「エッチング(酸処理)」を行ったあと、清潔にするために消毒液「無水エタノール」に浸した超音波洗浄
ブリッジを装着する歯の表面:歯の表面組織「エナメル質」に対するエッチング(酸処理)と、歯を削ることにより露出した内部組織「象牙質」の表面に薄い膜を作るために薬液を塗布する「ボンディング処理」

最後に、歯とジルコニアオールセラミックブリッジを劣化しにくく接着力にも優れた「レジンセメント」で接着し、治療を終了しました。
治療期間 約1ヶ月
治療回数 ブリッジ治療 3回
おおよその費用 428,000円
ジルコニアオールセラミックブリッジ (仮歯費用、精密印象費用を含む)
治療のリスク ・外科処置後に腫れ、出血が続く場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します
・ブリッジの装着に際し、天然歯を削る必要があります
・土台となる歯に負担がかかるため、将来的に歯が揺れたり、歯の根が割れたりする可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が破損する可能性があります
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