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40代女性 食いしばりが強いために欠けた詰め物をジルコニアオーバーレイで修復した症例千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

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40代女性 食いしばりが強いために欠けた詰め物をジルコニアオーバーレイで修復した症例

2025.02.28

治療前

治療後

はじめのご相談内容 「奥歯の詰め物が欠けてしまったので診てほしい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、右下の奥歯に自然な白さの詰め物「セラミックアンレー」が装着されていましたが、一部が欠けていました。
セラミックアンレーは歯の一部分のみを覆う形状のため、特に噛む力が強い奥歯に使用する場合、詰め物や歯自体が欠けやすくなります。

また、詰め物の下の歯が変色しており、虫歯が再発している可能性を疑いました。

詰め物が欠けたまま放置すると、歯と欠けた詰め物の隙間から細菌が入り込み、仮に虫歯が再発していた場合には虫歯が進行して強い痛みが出るおそれがあります。

以上のことから、欠けた詰め物を修復する必要があると診断しました。
行った治療内容 古い詰め物を除去し、虫歯の再発がないか確認したうえで、部分的な被せ物「セラミックオーバーレイ」で欠けた部分を補う治療を提案し、同意いただきました。
セラミックオーバーレイは噛み合わせの面のみを覆う被せ物です。そのため一般的な被せ物と比較して歯を削る量を抑えることができ、さらにセラミックアンレーよりも高い強度があります。

患者様は食いしばりが強いため、歯や被せ物が再び欠けないよう、新しい被せ物の素材はセラミックの中でも特に耐久性に優れた「ジルコニア」を選択しています。

まず痛みを抑えるための麻酔を行い、古い詰め物を取り除きました。
詰め物の下で虫歯が再発していたため、虫歯を染め出す「う蝕検知液」を用いて丁寧に除去しました。

次に被せ物を装着するため歯の形を整え、削った面がしみないよう歯の内部組織「象牙質」を保護するコーティングを施します。
その後、細部までしっかりと再現できる「シリコーン印象材」を使って精密な型どりを行い、仮詰めをして初回の治療を終了しました。

約1週間後、完成したジルコニアオーバーレイが歯にぴったりと合っているか、噛み合わせに問題がないかを確認してから、歯と被せ物の接着強度を高めるため以下の前処理を行いました。

被せ物の接着面:接着面に特殊な薬液を塗布し加工する「エッチング(酸処理)」を施し、無水エタノールに浸した超音波洗浄
被せ物を装着する歯:歯の表面組織「エナメル質」にエッチングと、象牙質の表面にセメントを接着しやすくする薄い膜を作るため薬液を塗布する「ボンディング処理」

最後に、耐久性と接着力の高い「レジンセメント」を用いてジルコニアオーバーレイを装着し、治療を終了しています。
治療期間 約1週間
治療回数 2回
おおよその費用 100,000円
(ジルコニアオーバーレイ)
治療のリスク ・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
・セラミックの装着に際し、天然歯を削る必要があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
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