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60代男性 欠けた前歯の被せ物をジルコニアレイヤリングクラウンで修復し審美性と機能性を回復させた症例千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

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60代男性 欠けた前歯の被せ物をジルコニアレイヤリングクラウンで修復し審美性と機能性を回復させた症例

2025.05.02

治療前

治療中

治療後

はじめのご相談内容 「右上前歯の被せ物が欠けてしまった。また左上前歯の色も不自然で気になるので、この機会に左右2本の前歯を治療して色味も合わせたい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、右上前歯に装着されているプラスチック製のレジンクラウン(被せ物)が欠けていました。
また、左上前歯には自費診療の白いセラミッククラウンが装着されていますが、色味が明るすぎるため周囲の歯となじんでいない状態です。

いまのままでは見た目の違和感だけでなく、噛み合わせにも影響を与える可能性があります。
加えて、被せ物の内部で虫歯が再発している可能性も考えられるため、被せ物の再治療が必要と診断しました。
行った治療内容 上前歯2本の被せ物を取り外し虫歯がないかを確認したあと、歯の形を整え、新しい被せ物を装着する治療方法を提案し、同意いただきました。

被せ物の材質には周囲の歯の色になじみやすく、歯肉炎や虫歯の再発リスクが低いとされるセラミックを選択しています。
また患者様の場合、土台となる歯の根の色が暗いため、セラミックの中でも土台の色が透けにくいジルコニアを被せ物のフレームとして使用し、その上にさまざまな色調のセラミックを焼き付けて自然な色味を再現するジルコニアレイヤリングクラウンを採用しました。
ジルコニアレイヤリングクラウンは見た目が美しく耐久性にも優れており、虫歯の再発リスクが低い点がメリットですが、自費診療のため費用がかかります。

・治療1回目
上前歯2本の被せ物をそれぞれ除去し、再発していた内部の虫歯を取り除いて歯の形を整え、仮歯を装着します。
歯の形を整える際は歯肉圧排法と呼ばれる処置を行い、専用の糸で被せ物と歯の境界線が歯周ポケットの中に位置するよう調整しました。
これにより、歯の根の変色を可能な限り目立ちにくくする効果が期待できます。

・治療2回目
10日ほど仮歯で過ごしていただき、見た目や噛み合わせに問題がないことを確認したあと、細部までしっかりと再現できるシリコーン印象材を用いて精密な型取りを行いました。
併せて、高性能の一眼レフカメラで周囲の歯の色調データを記録しています。
型取りの際は、歯にぴったりと合った被せ物を作るために、糸を2本使用した二重歯肉圧排法により歯ぐきの境目がわかりやすくなるよう処置しました。

・治療3回目
完成したジルコニアレイヤリングクラウンが周囲の歯になじんでいるか、適合性や噛み合わせを確認し、接着強度を高めるために以下の前処理を行いました。

ジルコニアレイヤリングクラウンの接着面:特殊な薬液を塗布し加工する「エッチング(酸処理)」を行ったあと、清潔にするための消毒液「無水エタノール」に浸す超音波洗浄
ジルコニアレイヤリングクラウンを装着する歯:歯を削ったことで露出した内部組織「象牙質」の表面に薄い膜を作るための薬液の塗布「ボンディング処理」

最後に、劣化しにくく接着力にも優れたレジンセメントを用いてジルコニアレイヤリングクラウンを装着し、治療を終了しました。
治療期間 約1ヶ月
治療回数 3回
おおよその費用 約312,000円
【内訳】
前歯ジルコニアレイヤリングクラウン2本
(仮歯費用、精密な型取りの費用を含む)
治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です
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