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ハイブリッドセラミックとはどういうものですか?千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

赤坂液徒歩2分 日祝休診

ハイブリッドセラミックとはどういうものですか?

東京赤坂の歯医者さん、赤坂クレール歯科クリニックです。
今回のテーマは「ハイブリッドセラミックの説明」です。
セラミック治療で使用するセラミックにはいくつか種類があります。

そして、使用するセラミックの種類は治療時に患者さんが選択するため、
患者さんはセラミックの種類とそれぞれの特徴をあらかじめ知っておくと決めやすいでしょう。
ちなみに、その中の一つがハイブリッドセラミックです。

ハイブリッドセラミックについて

ハイブリッドセラミックとはレジンにセラミックの微粒子を練り込んだものであり、
材質的にはレジンとセラミックの中間に位置するものです。
ですからセラミックに含まれているものの、実質レジンに近いという意見もあります。

ハイブリッドセラミックのメリット

ハイブリッドセラミックのメリットは費用の安さ…つまりお手軽さにあります。
レジンを使用しているため審美性は他の種類のセラミックに劣りますし、劣化すると変色も起こります。
このように特徴を挙げると欠点が多いように思えますが、その分だけ費用が安く設定されているのです。

ハイブリッドセラミックのデメリット

メリットの説明にもありますが、審美性が他の種類のセラミックに比べて劣る、
劣化すると変色するなどがハイブリッドセラミックのデメリットです。
まとめると、審美性と機能性において他の種類のセラミックに劣るのがデメリットです。

健康保険適用のハイブリッドセラミック

2014年の健康保険改定により、ハイブリッドセラミックが健康保険の対象になりました。
ただ、これについては基準や内容が若干複雑になっています。
まず、健康保険適用のハイブリッドセラミックを希望するなら次のことを知っておきましょう。

従来のハイブリッドセラミックよりも審美性と機能性が劣る

健康保険適用のハイブリッドセラミックは、従来のハイブリッドセラミックと異なったものであり、
従来のものに比べて審美性と機能性において劣ります。
ですから、自由診療のハイブリッドセラミックに健康保険が適用されるという意味ではありません。

被せ物に限られる

セラミックの用途として詰め物と被せ物がありますが、
健康保険適用のハイブリッドセラミックは被せ物に限られます。
つまり、詰め物の場合は例外なく健康保険は適用されないということです。

治療を受けられる歯科医院が限られる

健康保険適用のハイブリッドセラミックにする場合、その治療は限られた歯科医院でしか行えず、
具体的には次の基準を満たす歯科医院でなければなりません。

基準1. 厚生労働省に施設基準の届け出を行い、認可された歯科医院である
基準2. 歯科補綴治療に関する専門知識、及び3年以上の経験を持つ歯科医師が在籍している
基準3. 厚生労働省の定める歯科用CAD/CAM装置で製作する
基準4. 製作する歯科医技工所との連携がとれている

…いずれも患者さんでは判断できないことであるため、これは歯科医院で直接確認するしかありません。

治療対象の歯が限られる

健康保険適用のハイブリッドセラミックにできる歯は限られています。
ちなみに、金属アレルギーの人は対象の歯が若干多くなっていますが、
金属アレルギーを証明する検査や診断の書類の類が必要です。

<治療対象の歯>
第1小臼歯(前から4番目の歯)
第2小臼歯(前から5番目の歯)
第1大臼歯(前から6番目の歯)※金属アレルギーの人のみ
第2大臼歯(前から7番目の歯)※金属アレルギーの人のみ
第3大臼歯(前から8番目の歯)※金属アレルギーの人のみ

…このように内容が複雑になっているため、
健康保険適用のハイブリッドセラミックを希望する人は歯科医院で直接相談すると良いでしょう。

その他の種類のセラミック

ハイブリッドセラミック以外には、オールセラミック、メタルボンド、ジルコニアセラミックがあります。
これらについても、それぞれの特徴を簡単に説明します。

オールセラミック

特徴としてはハイブリッドセラミックと全く逆です。
審美性、機能性と共にセラミックの中で最上位に位置するタイプです。
ただし費用が高いのが欠点で、お手軽さが特徴のハイブリッドセラミックとは全く逆のタイプです。

メタルボンド

金属のフレームにセラミックを焼き付けたタイプです。
金属を使用しているため耐久性が高く、奥歯をセラミックにしたい人におすすめです。
欠点は、金属を使用していることからセラミックでありながら金属アレルギーの対象になることです。

ジルコニアセラミック

人工ダイヤモンドのジルコニアを使用したタイプです。
耐久性の高さが特徴という点でメタルボンドに似ていますが、
こちらは審美性がより高く、さらに金属アレルギーの対象にもなりません。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、ハイブリッドセラミックの説明についてまとめます。

1. ハイブリッドセラミックについて :レジンにセラミックの微粒子を練り込んだタイプ
2. 健康保険適用のハイブリッドセラミック :従来のハイブリッドセラミックに比べて審美性と機能性で劣る
3. その他の種類のセラミック :オールセラミック、メタルボンド、ジルコニアセラミックがある

これら3つのことから、ハイブリッドセラミックの説明について分かります。
正直、性能についての解説を目にするとハイブリッドセラミックは欠点が目立つかもしれません。
他の種類のセラミックに劣る箇所が多いため、魅力を感じない人もいるかもしれません。

しかし、ハイブリッドセラミックはその分だけ費用の面でお手軽さがあり、
費用が高いセラミックの中でそのお手軽さこそハイブリッドセラミックのメリットです。
もちろん、銀歯やレジンに比べれば充分な美しさを誇ります。

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