お問い合わせ・ご予約
   

ご予約・お問い合わせ

03-5797-7970

24時間メールお問合せ

メールお問合せ

赤坂クレール歯科クリニックへのお問い合わせ:03-5797-7970

虫歯の症状について教えてください千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

赤坂液徒歩2分 日祝休診

虫歯の症状について教えてください

東京赤坂の歯医者さん、赤坂クレール歯科クリニックです。
今回のテーマは「虫歯の進行度と症状の説明」です。
虫歯はカリエスとも呼び、その状態をCO(シーオー)、C1、C2、C3、C4で表します。

健診を受けている人なら、時折歯科医が「C1、C1、C1」などと口走るところを見た人もいるかもしれません。
虫歯の症状は進行度によって異なり、その進行度はCO~C4の5段階になっています。
数字が大きいほど虫歯は進行しており、それぞれの進行度に応じた症状が起こります。

COの状態

紛らわしいですが、COの「O」は「ゼロ」ではなく「オー」と読みます。
COは虫歯と言うより虫歯になりたての状態で進行もしておらず、虫歯による症状も一切ありません。
ただ、歯の表面のエナメル質は通常なら透明感がありますが、COの状態だと濁って見えるのが特徴です。

歯に穴も空いておらず、痛みもなく、いわゆる虫歯がスタート地点に立った状態であり、
「虫歯になった」というより「虫歯になりそうなので注意してください」の表現が合っているでしょう。
精密な歯磨きでプラークを除去していれば、治療せずとも再石灰化だけで元の健康な歯に戻せます。

C1の状態

C1の状態でも特に自覚症状はなく、歯が痛む、しみるなどの虫歯特有の症状はありません。
ただし歯の見た目には変化が起こり、表面に虫歯の穴が発生します。
とは言え、穴の深さは浅いためエナメル質の範囲内の虫歯であり、治療で痛むこともないでしょう。

歯を削るにしても表面のみの範囲のため、やはり歯を削ったことによる痛みはないのです。
C1で虫歯になっているのは歯の表面…すなわちエナメル質のみですから、
必然的に削る範囲も痛みのないエナメル質までであり、削った後は詰め物を入れて処置します。

C2の状態

この段階から自覚症状が起こり始め、多くの人が虫歯に気付くのがこのC2の状態の虫歯です。
冷たいものを食べると歯がしみて、さらに甘いものを食べてしみることもあるでしょう。
「しみる」、「痛む」の違いには個人差がありますが、どちらにしても虫歯は象牙質まで進行しています。

治療方法はC1の状態と同じで歯を削ることですが、ただし象牙質まで削るため痛みは感じます。
最も、歯を削る際には麻酔を使用するため、実際に治療で痛むことはほとんどないでしょう。
みなさんが想像する虫歯の症状、そして治療方法はこのC2の状態の虫歯であることがほとんどです。

C3の状態

C3状態になると虫歯が神経まで進行しており、常に歯がズキズキとして辛い激痛を感じます。
その痛みは日常生活に支障をきたすほどで、夜も眠れないほどの痛みになります。
C2の状態の痛みは知覚過敏によるものですが、C3の状態の痛みは神経の炎症によるものです。

ここで虫歯を放置すると神経は死んでしまいますが、治療したとしても神経を残せる保証はありません。
神経を失うことで辛い痛みから解放されるものの、神経を失うことにはその後の歯の健康に支障をもたらし、
例えば歯が脆くなる、黒く変色する、虫歯が進行しやすくなるなどの問題が起こります。

C4の状態

進行というよりは虫歯の末期状態であり、虫歯を放置するといずれこの段階に辿り着いてしまいます。
既に神経も死んでいますし、痛みのピークも超えているため、自覚症状による苦痛は一切ありません。
ただし歯を残すことはもはや不可能で、現状歯もほとんど原型を留めていない状態になっているでしょう。

もちろん治療は必要ですが、残った歯の残骸は治療後も歯としては機能させられず、
そのため抜歯によって入れ歯やブリッジやインプラントで処置しなければなりません。
さらに虫歯を放置すれば、細菌が全身にまわって脳梗塞などの引き金になってしまいます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、虫歯の進行度と症状の説明についてまとめます。

1. COの状態 :虫歯というよりは虫歯になりたての警告状態。的確なプラークコントロールで改善できる
2. C1の状態 :初期の虫歯。歯を削ったとしても表面のみですむため痛みはなく、治療自体は辛くない
3. C2の状態 :象牙質まで進行した虫歯。症状や治療方法など、多くの人が想像するのはC2の状態の虫歯
4. C3の状態 :神経まで進行した虫歯。ズキズキと辛い激痛を感じるようになり、神経を失ってしまう
5. C4の状態 :虫歯の末期段階。既に歯はボロボロで残っておらず、治療しても歯は残せない可能性が高い

これら5つのことから、虫歯の進行度と症状の説明について分かります。
特にC3以降の状態の虫歯は、症状から判断しても深刻な状態になっていることが分かりますが、
ただ虫歯を放置さえしなければ、この段階に至るほど虫歯が進行することはありません。

虫歯の治療を怖がる人は、治療の痛みを理由に虫歯を放置することがありますが、それは逆効果です。
虫歯は進行すればするほど症状も治療方法も辛いものになり、
早く虫歯を治療した方がむしろ大きな痛みを感じなくてすみます。

関連記事はこちら

PAGE TOP

赤坂クレール歯科クリニックへの診療予約フォーム