セラミック共通のメリット・種類ごとのメリット、それぞれ分かりやすくまとめてください千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

東京赤坂の歯医者さん、赤坂クレール歯科クリニックです。
今回のテーマは「セラミックのメリット」です。
最近では、詰め物や被せ物などの素材に、セラミックを選択する人が増えています。

ちなみに、セラミックには複数の種類が存在することをご存知でしょうか。
そこでここでは、全てのセラミックに共通するメリットに加えて、
種類ごとのメリットについても、分かりやすく解説していきます。

セラミックに共通するメリット

まず、全てのセラミックに共通するメリットから解説します。

●見た目が美しい
●むし歯が再発しにくい
●長持ちしやすい

見た目の美しさは、セラミックの最大のメリットです。
白さの程度も細かく調節できるため、自分の歯の色に合った自然な白さを再現できます。

むし歯の再発を予防しやすいのは、材質的な理由です。
セラミックは表面がツルツルしているので、プラークや汚れが付着しにくいのです。

長持ちのしやすさについては、あくまでケア次第になりますが、
保険診療の銀歯に比べると長持ちしやすく、10年以上使用できるケースも少なくありません。

オールセラミックのメリット

オールセラミックのメリットは、全てのセラミックの中で、最も審美性が高いことです。
見た目の美しさは、セラミックに共通するメリットですが、
程度には差があり、最も美しいのがオールセラミックなのです。

さらに、オールセラミックは耐久性も高く、年数経過による変色も起こらないので、
全てのセラミックの中で最上位に位置するタイプになります。
唯一欠点を挙げるとすれば、性能が高い分、他のセラミックに比べて費用が高めなことです。

ハイブリッドセラミックのメリット

ハイブリッドセラミックのメリットは、費用がお手軽に設定されていることです。
ハイブリッドセラミックは、レジンにセラミックの微粒子を練り込んだタイプであり、
いわばセラミックとレジンの中間に位置する素材です。

そのため、審美性の面でオールセラミックに劣りますし、年数経過による変色も起こります。
このように、性能だけで判断すれば、他のセラミックに劣る部分が目立ちますが、
それだけに費用は安く、お手軽な費用でセラミックにしたい人におすすめです。

メタルボンドのメリット

メタルボンドは、金属のフレームにセラミックを焼き付けたタイプです。
つまり、見た目はセラミック・中身は金属という特殊な仕様になっており、
メリットを挙げると、セラミックでありながら、金属の頑丈さを持っていることです。

もちろん、セラミックは充分な耐久性を持っていますが、強度においては金属に劣るため、
あまり強い力で噛むと、割れてしまうことがあります。
その点、メタルボンドは金属同様の強度ですから、奥歯にも安心して使うことができるのです。

ジルコニアセラミックのメリット

ジルコニアセラミックは、人工ダイヤモンドを使用したタイプです。
その仕様上、強度に優れており、メタルボンドに似たメリットがあります。
メタルボンドと比較した場合、審美性が高いのはジルコニアセラミックです。

さらに、ジルコニアセラミックは金属を使用していないため、
金属アレルギーの人でも安心して使えるメリットがあります。このような特徴から、
ジルコニアセラミックは、メタルボンドの上位タイプとイメージすると分かりやすいでしょう。

セラミックのデメリット

ここまで、セラミックのメリットについて解説してきましたが、一方でデメリットもあります。

●自由診療になるため、費用が高め
●強度は金属に劣る
●取り扱っているセラミックの種類は、歯科医院によって異なる

セラミックは自由診療になるため、費用は高くなります。
また、耐久性に優れている一方で、単純な強度においては金属に劣りますし、
取り扱っているセラミックの種類は、歯科医院によって異なります。

例えば、ジルコニアセラミックを希望した場合、セラミック治療に対応した歯科医院に行ったとしても、
その歯科医院では、ジルコニアセラミックを取り扱っていない可能性もあるということです。

まとめ

いかがでしたか？
最後に、セラミックのメリットについてまとめます。

1.　セラミックに共通するメリット　：見た目が美しい、むし歯が再発しにくい、長持ちしやすい
2.　オールセラミックのメリット　：審美性・耐久性ともに、全てのセラミックの中で最上位に位置する
3.　ハイブリッドセラミックのメリット　：審美性・耐久性で劣る分、他のセラミックに比べて費用がお手軽
4.　メタルボンドのメリット　：金属のフレームを使用しているため、強度に優れている
5.　ジルコニアセラミックのメリット　：メタルボンド同様、強度に優れていて、メタルボンドよりも美しい
6.　セラミックのデメリット　：自由診療になるため費用が高め、強度は金属に劣るなど

これらのことから、セラミックのメリットについて分かります。
デメリットについて補足すると、これらには対処法も用意されています。
費用については、お手軽なハイブリッドセラミックにすることで対処できますし、
強度については、メタルボンドやジルコニアセラミックで対処できます。