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50代女性 劣化した銀歯を除去しジルコニアオーバーレイで修復した症例千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

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50代女性 劣化した銀歯を除去しジルコニアオーバーレイで修復した症例

2025.02.17

治療前

治療後

はじめのご相談内容 「左上奥歯に装着されている銀歯を舌で触ると、段差のような引っかかりを感じる。古い銀歯なので、虫歯が再発していないか心配で治療を検討しているが、食いしばりが強いため再治療の方法は慎重に考えてから選びたい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、左上奥歯(第1大臼歯)には金属の詰め物「パラジウムアンレー」が装着されていましたが、経年劣化が見られ、歯との境目には段差が生じていました。
これは、食いしばりの影響で歯の一部が欠けたり、パラジウムアンレーが消耗したりしたことが原因だと考えられます。
また、隣の奥歯(第2大臼歯)はもともと欠損していました。

このまま放置すると、段差部分に細菌の塊「プラーク」が溜まり、そこから虫歯が再発するおそれがあります。
加えて、患者様には強く食いしばる癖があること、隣の奥歯がすでに1本欠損していることから、パラジウムアンレーが装着されている第1大臼歯に負担がかかりやすく、今後さらに大きく歯が欠けるリスクもあります。

以上のことから、劣化したパラジウムアンレーを除去し、強度に優れた被せ物で再治療を行う必要があると診断しました。
行った治療内容 奥歯の治療として以下の方法を提案し、同意いただきました。

1:パラジウムアンレーを除去して、虫歯の有無を確認する
2:虫歯の再発が認められた場合、虫歯治療を行う
3:歯の形を整え、新しく作製した被せ物を装着する

また新しい被せ物には、自費診療の被せ物「オーバーレイ修復」を用いること、オーバーレイの素材には、劣化しにくい白い陶材「セラミック」の中でも強度が高い材質「ジルコニア」を使用することを併せて提案し、こちらも同意いただきました。
オーバーレイは、従来の被せ物(クラウン)よりも歯を削る量が少なくてすむうえ、噛み合わせる面すべてを覆うことができるため、噛む力が強い方にも適しています。

まずは痛みを軽減するための麻酔を行い、左上奥歯のパラジウムアンレーを除去したところ、虫歯が再発していました。そのため、虫歯部分を染め出す薬液「う蝕検知液」を用いながら、丁寧に虫歯を取り除きます。
次に歯の形を整え、削った面には歯の神経に近い部位「象牙質」を保護するコーティングを施し、細部まで正確に再現できる「シリコーン印象材」を用いて精密な型取りを行ってから仮詰めをして、初回の治療を終了しました。

約1週間後に、ジルコニアで作製したオーバーレイがぴったりと合っているか、噛み合わせに問題はないかを確認します。
また、歯と被せ物の密着性と接着強度を高めるために、以下の前処理を行いました。

被せ物の接着面:タンパク質を除去して接着面に細かい凹凸を作る「エッチング処理」を施し、無水エタノールを用いた超音波洗浄
被せ物を装着する歯の表面:タンパク質の除去と洗浄を行ったあと、歯の外側にある層「エナメル質」にエッチング処理を施し、エナメル質の内側にある層「象牙質」にはセメントを接着しやすくする薄い膜を作る「ボンディング処理」

最後に、耐久性と接着力の高い「レジンセメント」を用いてジルコニアオーバーレイを装着し、治療を終了しています。
治療期間 約1週間
治療回数 2回
おおよその費用 100,000円
治療のリスク ・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です
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