前歯をセラミックにした場合のメリットと注意点を教えてください千代田線赤坂駅徒歩2分の歯医者|赤坂クレール歯科クリニック

東京赤坂の歯医者さん、赤坂クレール歯科クリニックです。

口元は、顔の中でも非常に目立つ部分であり、特に前歯の状態によって第一印象が大きくかわってきます。
そのため、前歯の治療をおこなうときに、見た目が自然できれいなセラミックで治療を検討する方も多くいらっしゃいます。

「前歯は目立つから治療で後悔したくない」「セラミックにしたいけど注意点はある？」
後悔しない治療をおこなうために、今回は、前歯をセラミックにしたときのメリットと注意点をお話していきます。

セラミックの特徴

まず、セラミックの特徴を簡単にまとめておきます。

セラミックの一番の特徴は、見た目が天然の歯に近い仕上がりになるということではないでしょうか？
白さや透明感など、天然の歯と見分けがつかないくらいきれいに仕上がります。

笑ったときに金属が見えてしまい、見た目が気になるようなことはありません。
そういった点では、セラミックは前歯の治療に非常に適しているといえます。

また、表面がツルツルしているため、汚れがつきにくく、きれいな歯を保つことができます。

一方で、セラミックの種類によっては、自費診療になるため、治療費が高額になる場合がありますので、注意しましょう。

前歯をセラミックで治療するメリット

前歯をセラミックにするとどのようなメリットがあるのでしょうか？
メリットをいくつかご紹介します。

天然の歯に近い白さを再現できる

前歯は見た目の印象を大きく左右します。
そのため、治療した歯が他の天然の歯の色と違っていたら不自然であまり印象が良くないですね。

セラミックであれば、天然の歯と見分けがつかないくらい自然できれいな歯を再現できます。

見えない部分の歯であれば比較的治療費が安価で済む、保険適用の歯科用プラスチックなどでの治療でも良いかと思いますが、見た目に大きく関わってくる前歯はセラミックを検討してみてはどうでしょうか。

矯正よりも短期間で見た目をきれいにすることができる

歯並びがよくない、前歯に隙間があるなど、歯をきれいに整えたい場合、歯科矯正をおこなう方法があります。

しかし、マウスピースやワイヤー装置などを長期間装着しなければならないため、治療期間中は見た目が気になりますし、治療の期間も長くかかります。

前歯や周辺の歯並びだけ整えたい場合は、セラミックで前歯だけを治療すれば、比較的短期間で見た目の印象をよくすることができます。
歯並びを整える治療ではなく、あくまでも審美面での改善になるので注意しましょう。

金属アレルギーの心配がない

治療で金属を使用する場合、金属アレルギーを発症するリスクがあります。

現在アレルギーの症状がなくても、金属が少しずつ溶け出すことで体内に蓄積され、ある日突然アレルギーを発症する可能性があります。

また、金属が溶け出すことにより、歯ぐきが黒ずんでくることがあります。
前歯の歯ぐきが黒ずんでいたら見た目が気になってしまいますよね。

セラミックは金属を使用しませんので、こういったアレルギーの心配がありませんし、歯ぐきが黒ずむこともありません。

前歯をセラミックにするときの注意点

前歯のセラミック治療をおこなう前に知っておきたい注意点をあげておきます。

セラミックのデメリットにもなりますので、理解したうえで治療を検討してください。

割れてしまうことがある

セラミックは金属を使用していないため、強い力が加わってしまうと割れる場合があります。

前歯の場合は普段そこまで大きな力がかかることはあまりないと思いますが、事故などで衝撃を受けたり、噛み合わせがよくない方は、歯ぎしりや食いしばりなどでセラミックに負担がかかり割れてしまうことがあります。

歯を削らなければならない

銀歯に比べ強度が劣るため、割れにくくするにはセラミックに厚みを持たせる必要があります。

そのため、歯を多く削らなければなりません。

歯を多く削ることは、歯の寿命を縮めてしまうことにつながりますので、できるだけ自分の歯を多く残しておきたい方はよく検討してください。

前歯をセラミックにした後の注意点

治療が終わったからといって永久にその歯が使えるわけではありません。

長期間使用すると劣化していきますので、できるだけ長持ちさせるにはいくつか注意することがあります。

日ごろのケアをしっかりとおこなう

セラミックは表面に汚れがつきにくい素材ですが、歯と被せ物の間の隙間から細菌が入り込み、むし歯や歯周病の原因になります。

歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやフロスなどを使用し、隙間もきれいにみがきましょう。

歯科医院でのメンテナンスや定期検診を受ける

自宅でのケアをしっかりとおこなっていても、落としきれない汚れや、自分では届きにくいところなどは歯科医院でのケアが必要になります。

歯と被せ物の隙間などは自分でみがききれない箇所があるため、専門の器具を使用したクリーニングできれいにしてもらいましょう。

また、むし歯や歯周病は痛みがでるまでは、自分では気がつきにくいものです。
定期的に検診を受けることで、むし歯や歯周病の早期発見につながります。

硬い食べ物はできるだけ控える

セラミックは強度がやや劣るといったデメリットがあるため、前歯で硬いものを噛みちぎることは避けましょう。

歯ぎしりや食いしばりのくせのある方も歯に大きな負担がかかりますので、夜間だけでもマウスピースを装着して保護するなど、長持ちさせるための工夫も大切です。

まとめ

いかかでしたか。

今回は前歯をセラミックで治療したときのメリットと、注意点についてお話してきました。

前歯は、見た目の印象に大きくかかわってきます。
見た目が気になると、人前で話したり笑ったりすることが苦手になってしまうなど、精神的にも苦痛を感じてしまいます。

メリットの多いセラミックでの治療ですが、注意点もありますので、よく検討して治療法を選びましょう。