東京赤坂の歯医者さん、赤坂クレール歯科クリニックです。
美しい歯を手に入れるためにセラミック治療を検討している方も多いでしょう。セラミック治療は自然な見た目や金属アレルギーのリスクがないなど、多くのメリットがあります。
その一方で歯を削る必要があるため、セラミック治療を受けるかどうか迷っている方も少なくありません。
この記事では、セラミック治療のメリットとデメリットを詳しく解説し、歯を削ることの影響についてもお伝えします。
セラミック治療を検討している方、あるいはセラミック治療について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
歯のセラミック治療とは、セラミック素材を使って歯を修復したり、審美性を改善する治療です。
具体的な治療例では、むし歯の治療後に使用するセラミックインレー(詰め物)や、歯冠が破損している場合に歯全体を覆うセラミッククラウン(被せ物)などがあります。
セラミック治療の主なメリットは3つあります。
それぞれを詳しく解説します。
セラミックは天然の歯に非常に近い色調と透明感を持っているため、治療後の見た目が自然です。
そのため、前歯などの目立つ部分の修復に特に適しています。たとえば、むし歯の治療後にセラミッククラウンを被せると、周りの歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりになります。
美しい笑顔を取り戻せるため、仕上がりの満足度も高くなるでしょう。
セラミックは金属を使用しないため、錆びたり変色したりしません。さらにセラミックは摩耗に強く、長期間にわたってその美しさを保つことができます。
適切なケアを行えば10年以上も同じセラミックを使い続けることが可能です。再治療の必要が少ない点もメリットの一つといえるでしょう。
セラミックは金属アレルギーの原因となる金属を含みません。従来の一般的な金属を使用した歯科治療(たとえば銀歯やメタルブリッジ)では、金属成分が唾液や食べ物と反応して微量の金属イオンを放出する恐れがあります。
この金属イオンが体内に取り込まれ、アレルギー反応が出てしまうのです。近年、金属アレルギーを持つ方が増えていることを背景に、セラミック治療はますます注目されています。
セラミック治療には、いくつかのデメリットがあります。
それぞれを詳しくみていきましょう。
セラミック治療を行うには、セラミックの装着に必要な空間を確保するために健康な歯の一部を削る必要があります。健康な歯を削ることは心理的な抵抗感を持つ人が多く、デメリットに感じる人も少なくありません。
さらに歯を削ることで、歯の神経に近づくリスクや、歯の強度が低下するなどのデメリットがあります。
ただし歯を削ることの必要性について考えると、セラミック治療の効果を最大限に引き出すために避けられないプロセスです。
もし歯を削らない場合、セラミックの詰め物や被せ物が適切に装着されず、見た目や機能が劣ります。削らずにセラミックを装着すると、咬合の不具合やセラミックの破損が起こりやすくなるのです。
その場合は再治療が必要になることがあり、最終的には患者さんにとって負担が増えます。治療を検討する際には、信頼できる歯科医師と十分に相談し、自分に最適な治療法を選ぶことが重要になります。
セラミック治療は保険適用外の治療となる場合が多いため、費用が高額になります。被せ物や詰め物の種類、治療内容によって費用は異なりますが、金属製の補綴物に比べて数万円~数十万円高くなるケースが多いでしょう。
治療を受ける前に、費用面での計画をしっかり立てる必要があります。
セラミック治療には寿命があり、定期的なメンテナンスが必要です。セラミック素材は非常に硬く、耐摩耗性に優れていますが、絶対に割れないわけではありません。
通常セラミッククラウンの寿命は10~15年とされていますが、適切なケアを行わない場合、これよりも早く交換が必要になることがあります。
たとえば硬い食べ物を頻繁に噛んだり、歯ぎしりや食いしばりの癖がある人は、セラミックの寿命が短くなる傾向にあります。
セラミックの寿命を延ばすためには強い衝撃を避け、毎日の歯磨きやフロスを丁寧に行うことが大切です。歯ぎしりや食いしばりをしている方はセラミックを守るためにマウスピースを使うのも一つの方法です。また定期的な歯科検診を受け、セラミックの状態をチェックしてもらうようにしましょう。
いかがでしたか。
セラミック治療は審美性と耐久性が高く、金属アレルギーの心配がないため、多くの患者さんに選ばれています。しかし歯を削る必要があることや、費用が高いことなどのデメリットもあります。
セラミック治療を検討する場合は、メリットとデメリットを理解した上で、歯科医師と相談しながら慎重に判断することが大切です。
セラミック治療に興味がある方は、お気軽に当院にご相談ください。